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早いもので、大学というモラトリアムから追い出され、働き始めて20年ちょっとが過ぎました。さらに、海外に移住して、すでに16年をアメリカで過ごすことになろうとは社会人一年目の私には思いもよりませんでした。実際、あっという間に今に至るのですが、思い返すといろいろなことがありました。

大学生の就職人気ランキングにも名を連ねる大手メーカ企業に新入社員として入社して、一生この会社に尽くして定年を。。。と思っていたのもつかの間、入社2年目に初めてのアメリカ海外出張でカルチャー・ショックを受けて以来、海外勤務にあこがれ続け、念願叶い駐在員として渡米したところまでは、いわゆる出世コースだったのですが、渡米後2年そこそこで会社を辞め、大企業の看板を捨てて、熱い思いと自分の腕のみで、わずか社員16名のアメリカ・シリコンバレーのスタートアップに立ち上げメンバーの一人として飛び込みました。当時35歳でした。

それから現在に至るまで本当にダイナミックな毎日で、複数企業への転職はもちろんのこと、会社の倒産やら、企業買収(される側も、する側も)、就労VISA、永住権の問題も含め、本当に多くのことを学び、経験させてもらいました。その多くは成功体験というより、失敗から得た財産というべきものです。そして年を重ねてもそれは今も現在進行形で毎日考えさせられることばかりです。

ここ10年近くは、アメリカと日本の両方にかかわりを持つ立場で働いてきて、日本で働く皆さんの状況が年々厳しくなってきていることを実感します。日本の情勢も大きく様変わりして、雇用形態もかつての終身雇用や、年功序列は過去の話です。また、国際化も大きく進み、海外資本との提携や、海外拠点の増加を受けて、国際色豊かな人材登用も始まりつつあり、日本人だけで閉じて仕事ができる環境は少なくなってきていると感じます。そんな状況に加え、コロナ禍で新しい働き方を強いられ、物理的な出社、退社の時間に縛られない自由を得たと同時に、”成果”と呼ばれる抽象的な物差しで個人が査定される時代がやってきました。

この厳しい社会を生き抜くために、転職でキャリアアップを考えたり、キャリアプランについて悩まれている方も多いと思います。そんな皆様に私の今までの転職経験、長きにわたるアメリカ企業での経験、また人を採用する側の経営者視点での採用活動に関する情報は、多少なりとも皆様のお役に立つのではないかという思いから、このサイトを立ち上げました。

もし何か取り扱って欲しいと思われるトピックがありましたら、ご連絡いただければ、できるだけご要望に沿ってみようと思います。

少しでも多くの方々が思いっきり活躍できる場を見つけられることを心より願っております。

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